建設現場で高所での作業に携わる職人を鳶職人と呼び、足場作りや骨組みの取り付けを中心に行います。鳶職人は建設現場の作業員の中でも高い場所で作業する事が多いので、命の危険も高い仕事です。専門性の高い職業であることから建設現場でも一目置かれている存在です。
スピードや効率も要求される仕事
鳶職人の仕事は1日のうちに高所で足場を組んだり、骨組みを組み立てたりとスピーディに動き回り仕事をこなさなければいけません。作業全体の進みを遅れさせてしまう事もあるので限られた時間で効率よく仕事をする能力も求められるでしょう。
■仕事場によっては複数の鳶職人で作業を分担
スピードや手際の良さが求められる鳶職人の仕事とはいえ、大きな現場になれば一人で足場を作ったり、骨組みを組み立てる事は出来ません。基本的にはならない複数の鳶職人が同じ現場に入って作業を分担して行う事が多いです。
■朝早くから仕事をすることも
鳶職人の仕事は規則正しく朝早く夜は残業する事はほとんどありません。朝は7時くらいには現場に入ってなければいけないので、朝が早い特徴があります。現場が遠ければ、移動にも時間を要するので5時前に起きる事もしばしば。
夜は17時には上がれる事が多いですが、朝は早く万全の状態で仕事をするためにも夜は早めに寝なければいけないでしょう。
■鳶職人の仕事はハードで体力が必要
鳶職人は体を使う仕事であり、イメージ通り力仕事が多く体力が必要です。鉄骨や足場など重い材料を持ち運び足場を作ったり、組み立てたりと重労働です。
力仕事がメインになるので、鳶職人として一日働ける体力が必要になると考えられます。
■鳶職人の給料レベルは平均的な傾向
勤務する場所によっても異なりますが、鳶職人の給料は他の職業に比べると平均に近い傾向が多いようです。一般的には15〜21万円前後の給与からスタートして年収は400〜500万円と言われています。
経験を積んで資格取得して親方として独立が出来れば、一気に年収がアップする可能性もあるので、命の危険性は高い仕事ではありますが夢もある事は間違いありません。